開発環境が整わず

ここ数ヵ月間は特に、より正確には３年くらい前から開発環境そのものの運用が難しくて、Desigeonをどう保守していこうか決めかねています。これまでは少し無理して作ってきました。

簡単に言うと、開発に適したマシンとコンパイラがないため開発効率が悪く、モチベーションを維持できません。環境を調達できる目処も立っておらず、どの環境を揃えたらいいかということも判断しかねています。

かつて開発に使っていたマシンは低速でメモリも少なく、ブラウザすらマトモに動きませんから、今は使っていません。IE6の時代には重宝しましたが、諸事情で今は厳しいですしDesigeon自体、新しい環境への移行を探って行かねばどのみちエミュレータ専用ソフトになります。

世間的に今は32ビット環境と64ビット環境の過渡期です。難しい時期だと思います。でも64ビットが標準になるまで一切弄らないというのもつまらないし、64ビットマシンを調達するには金がかかるというかまだコストが悪いし、興味面でもいつになるか分からないし。

開発を続けるならDesigeonゲームエンジンの64ビット化は必須ですが、64ビット化すると32ビット環境で動かなくなります。32ビット環境のために、32ビットの中途半端な開発環境を今から揃えるのかというところも焦点です。

また、エディタは64ビット化できません。ゲームエンジンと異なり作り直しになるため、開発コストの都合でコンバートは不可能です。新しい環境に移行するとしても、エディタが32ビットで、ゲームだけ64ビット化することになりますからここも中途半端になります。

64ビット化するには金・時間共に大きなコストがかかりますが、Desigeonの機能面にとってそうするだけの価値があるのかというと、ないと思います。バランスよく維持するなら32ビットのままがいいかもしれませんが、私は懐古や復古のつもりで続ける気はないので今のところ、32ビットのまま開発を続けることはあまり考えていません。でも64ビット化してもかけるコストほどのメリットはあまりない。

ということで、Desigeonの最終バージョンは32ビットの古いシステムのまま置いておき、新しいシステムで何かを作る方が個人的には楽しく、楽かもしれないと考えるようになっています。

ゴールデンウィークは一通り休めそうな気配ですが、開発の予定が入っていません。そのあたりで環境を整えるかもしれませんが、食指が動かなければ何もしません。